※この記事は2023年12月3日に更新しました。
ついに、高島宗一郎福岡市長は「2023年春にゾウを4頭受け入れる」ことを発表しました!
そもそも、昨年に受け入れ予定だった4頭のゾウのため、大規模なゾウ舎のリニューアルを行い、動物園は受け入れ態勢万全でした。
来園者も「今か今か」とゾウの来園を待ちわびていました。
ところが、ゾウはなかなか福岡市動物園にやってきません。
いったい何故、今まで4頭のゾウは動物園に来ることができないのでしょうか?
この記事には以下のことが書いてあります
- 福岡市動物園にゾウはなぜ来ないの?
- 受け入れのゾウはどんなゾウが来る?
- 福岡市動物園の先輩ゾウ「おふく」と「はな子」
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福岡市動物園にゾウはなぜ来ないの?
2019年、福岡市はミャンマー政府と「アジアゾウのオス1頭と3頭のあわせて4頭を2022年に受け入れる」覚書を結んでいました。
ところが、ミャンマーは2021年2月に国軍がクーデターを起こし2年以上経つ今も治安情勢は不安定なままです。
ゾウを迎え入れるためには、福岡市動物園の飼育担当職員が現地(ミャンマー)で数か月事前に研修を行わなくてはいけません。
飼育員の安全から研修に派遣することができず、今までゾウを迎え入れることが叶いませんでした。
そして、福岡市動物園は、当初の計画を変更しました。
現地に飼育担当職員を派遣せず、ゾウとともにミャンマー人の飼育員などを受け入れて飼育を指導してもらうという案をミャンマー側に提案し、了承されました。
ほんとそう!待ち遠しいね!ゾウがやっと来るよ!
参考記事⇒【独自】福岡市動物園 ミャンマーからゾウ4頭受け入れで調整
受け入れのゾウはどんなゾウが来る?
2023年12月福岡市高島宗一郎市長はついに、春頃(3月頃)にゾウの受け入れを調整していることを発表しました。
ゾウが来るという噂は本当でした!(NHK独自情報)
やってくるのは、以下の4頭のアジアゾウ
このうち2頭(22歳のメスと3歳のメス)は親子
- オス14歳
- メス3歳(娘)
- メス12歳
- メス22歳(母)
あれ?子ゾウが来るのかと思ってた…
環境の変化、ちょっと心配だけどベテラン飼育員さん達に期待!
福岡市動物園で下記についてスタッフさんに伺いました。
※2023年12月3日の情報+2024年4月6日の情報です。
うーーん、それにしてもゾウ達来ないね…
日本とミャンマー、国の“契約に対する対応の違い”もあるのかもなぁ
※ミャンマーは1962年から四半世紀にわたって社会主義体制にあり、2021年のクーデターにより現在は軍事政権下にあります。
福岡市動物園の先輩ゾウ「おふく」と「はな子」
私のように福岡に長年住んでいる住人であれば、誰もが一度は「おふく」と「はな子」を動物園で見たことがあるのではないでしょうか?
2匹は動物園の中でも一番人気があったそうです。
10年程前には新ゾウ舎に引っ越しましたが、その後2頭とも亡くなってしまい、主のいなくなったゾウ舎はガランとしています。
また、ミャンマーから4頭のゾウを受け入れるために拡張したゾウ舎も動物園のメイン箇所でありながら、空室です。
「おふく」と「はな子」の年表
福岡市動物園に長く飼育されていた「おふく」と「はな子」を年表にしてみました。
名前 | 「おふく」 | 「はな子」 |
種類 | アジアゾウ | アジアゾウ |
性別 | メス | メス |
生年月日 | 1950年 | 1971(昭和46)年(推定) |
来園日 | 1975(昭和50)年5月9日 | 1973(昭和48)年3月31日 |
死亡日 | 2012(平成24)年11月1日 | 2017(平成29)年9月27日 |
死亡年齢 | 62歳 | 46歳(推定) |
死亡時の様子 | 寝室で倒れているところを 飼育員が発見→点滴治療→死亡 | 2017年8月28日に寝室で座り込んで、 立ち上がれなくなる→治療→ 9月27日夕に体調が急変し死亡 |
死因 | 老衰(推定) | 調査中のまま公表なし |
62歳で死亡した「おふく」は、国内で飼育されているアジアゾウで3番目に長寿でした。
「おふく」と「はな子」はいつもそばに
上画像は私が4歳の頃に「おふく」と「はな子」と一緒に撮った写真です。
アジアゾウの寿命は50~70年と言われています。
ゾウは変わらない
新しく受け入れるゾウ4頭と家族で写真を撮ってね!
30年経つと自分は見た目が相当変わるけど、ゾウは変わらないんだね(笑)!
臆病だった「おふく」と「はな子」
ゾウは体はとても大きいですが、臆病で神経質な動物として知られています。
福岡では2005年3月20日に福岡西方沖地震という震度6弱のとても大きな地震がありました。
福岡に50年近く住む人間も経験したことのない大きな地震で、PTSDになった知人もいました。
福岡市動物園で飼育されていた「おふく」と「はな子」も福岡西方沖地震以来落ち着きが無くなっていたと飼育員さんが語っています。
2005年の地震から落ち着きが無くなっていたとされた2頭ですが、2009年に園内で新ゾウ舎が完成し9月21日にお引越しします。
新ゾウ舎の運動場に出てこない「おふく」と「はな子」
2009年に新ゾウ舎にお引越しした「おふく」と「はな子」でしたが、2011年に完成した新運動場になかなか出てきませんでした。
ようやく寝室から運動場に出られても、上画像のように寝室の前までが限界でした。
慣れるのに10か月かかったそうです。
この頃何度も新ゾウ舎をみにいったけど、運動場に慣れさせたい飼育員さんと、何としても寝室に帰りたいゾウ達って感じだった。
青のゾーンにはゾウが楽しめるような工夫がされていました。
水浴び用プール
2頭が水浴びで遊べるように、プールが用意されていました。
ノーズチューブ
ゾウが鼻で遊べるようにとノーズチューブもあります。
「おふく」は亡くなる前、このノーズチューブで遊んでいたみたい
何度も動物園に足を運びましたが、運動場で遊んでいたのをあまり見たことはなかったですね…
ゾウって本当に臆病なんだね…
だから、ミャンマーから受け入れる小ゾウ達には早く来てもらって沢山遊んでほしいね!
子連れ動物園に持参したいおススメのグッズ
子連れ動物園におススメのグッズを紹介します。
④ビニール袋
⑤絆創膏
⑥双眼鏡
双眼鏡は種類が多すぎるからシンプルなものが一番!
【参考YouTube】
>>「超初心者向け!子供への双眼鏡にはケンコー6×30WPがおすすめ
福岡市動物園では毎年「児童および幼児動物画コンクール」作品募集をしています。
夏休みを利用し、動物の絵でコンクールに挑戦するのもいいね!
⑪ネッククーラー【夏】
幼児さん連れの場合は、以下のご確認を!
- ベビーカー&抱っこ紐
- ベビーカー用背中保冷シート
- 着替え
- 粉ミルク(必要な場合)など調乳セット
- 授乳ケープ
- 離乳食
- スタイとスプーンなど
- オムツセット(オムツ、おしりふき、臭わない袋、オムツ替えシート)
- 母子手帳と保険証は念のため
まとめ
ミャンマーから4頭のゾウを受け入れる予定になっていた福岡市動物園でしたが、ミャンマー政府の政情不安定から動物園スタッフを派遣できずゾウの受け入れのめどが経っていませんでした。
そこで、福岡市からミャンマー政府に提案をしました。
福岡市動物園のスタッフの派遣をやめ、ゾウとともにミャンマー人の飼育員などを受け入れて飼育を指導してもらうという案です。
ミャンマー政府はそれを受け入れ、春頃(2023年3月頃)にゾウ4頭は福岡市動物園に来る予定です。
福岡市動物園には「おふく」「はな子」という2頭のゾウがいました。
「おふく」も「はな子」もとても臆病でした。
4頭が動物園に来たら、優しく見守ってゾウ達と一緒に家族の成長を楽しみましょう!
ゾウ4頭の名前を一般募集するようです。
我こそは“長寿のゾウさんの名付け親になりたい”って方は、今後の福岡市動物園HPに注目!
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